次期学習指導要領を見据え、理科教育について考えるシンポジウムが12日、愛媛県松山市文京町の愛媛大南加記念ホールであった。県内の教員ら約80人が課題研究に対する指導や教員養成の在り方を学んだ。
 愛媛大教育学部理科教育講座が主催し、5回目。
 県総合教育センターの佐藤栄治指導主事が、高校生の科学研究環境整備に向けて県教育委員会と同大が2015年度から共同で実施するサイエンスリーダースキルアッププログラムを紹介。大学の人材や施設の活用を通じ、高校教員の発表技術など研究指導力が向上し、地元博物館などとの支援ネットワークも構築できたと成果を報告した。